おばちゃんの記録。おばレコ。

主人と私と息子2人の生活記録。

私は旦那の実家に泊まらない嫁になりました。

年末年始。

例年、旦那の実家に家族4人で泊まりに行っていた。

埼玉の旦那の家には、神奈川の自宅から車で2時間くらいで行ける距離。

東京の私の実家と埼玉の旦那の実家も1時間で行ける距離。

どちらにしても埼玉、東京、神奈川での移動なので、もともと行き来のしやすい場所ではあるが、例年は12月30日~1月2日は旦那の実家に泊まり、1月2~4日は私の実家に泊まっていた。

 

旦那の実家では、私のことにも気を配ってくれ、孫もかわいがってくれ、私を台所に立たせることもなく、本当にのんびりさせてもらっているので、お義父さんお義母さんに不満はない。

・・・不満はない。

・・・不満はない。

 

不満はないのだが、行きたいかと言われると、行きたくはない。

ごめんなさい、お義父さん、お義母さん。

こんなダメな嫁をお許しください。

 

もっともっと正直にいうと、小さい小さい不満は今までに、あるにはあった。

どこにあったかというと・・・。

 

お義父さんお義母さんは、孫に喜んでもらいたくて、とにかくあま~いのだ。

 

冬休みの宿題を持っていっても、宿題はここではやらなくていい、と子供達に言ってしまう・・・。

いや、毎日書く日記なんですけど・・・って言っても、受け入れてもらえず。

仕方ないので、家に帰ってきてからまとめて日記を書かせたこともある。

 

ゲームを好き放題やらせる。

朝起きてからパジャマのままひたすらゲーム・・・。

 

おやつは時間帯、量、関係なしに子供が食べたいといっただけ食べさせる。

 

夜更かしも許される。

小学生の時でも布団に入るのが1時とか・・・。

 

子供が「ママがダメっていうから」と何か言っても「おばあちゃんがいいっていったら、ママも納得するから」と押し切る。

 

最初は私もびっくりしたが、年に数日のことだと割り切ることにし、私も少しずつ慣れていった。

とにかく、お義父さんお義母さんが喜んでくれればいいか、と。

 

でもここで、あれ?と思った勘のいい人もいると思う。

 

そう。パパは何をしてるんだ、と。

 

お義父さんお義母さんが、甘やかしたとしても、パパが「いやいや、ダメだよ」って言ってくれればいいじゃん!!!

って思う訳で。

 

つまり、私が実家に帰省したくないのは、お義父さんお義母さんに不満があるのではなく、旦那に不満があるのだ。

 

旦那は実家に帰ると、ゆっくりしようとする。

ごろごろしたり、昼寝したり。

もちろん自宅なら、問題ない。せっかくのお休みだもの。

でもね。旦那の実家で旦那がそうなっちゃうと、私が何をしていいか、わからない状況にさらされる。

好きなテレビが見られる訳でもなく、ごろごろする訳でもなく、買い物にでかける訳でもなく・・・。

で、さっきのような子供の教育的問題が出たとしても、旦那の耳がパタっと閉じている。何も僕は関係ありませんよ・・・と。

完全に気持ちがオフ状態になってしまう。

 

旦那の実家ではいい嫁を演じたい私の心の中で、私の本性がふつふつと沸き上がる。

 

「ないわ。

パパの実家なんだから、パパがなんとかしてくれ。

パパが動け。パパがやれ。

全力で私に心地よい環境を提供してくれ。

お義父さんお義母さんの前で私がいつものように

子供に雷を落とすのは嫌だから、パパがちゃんと子供をしかれ。」と・・・。

 

これをパパにしかわからないように、パパに表情で伝える。

たまに伝わるけれど、あわててパパが動くから、私に何か指示された感が強い。

自分から動けないかなぁ。もう何年同じことやってるんだか・・・。

 

と長々と今までのことを書いたが、去年から私は旦那の実家に泊まらないことになった。

神様は私に去年、チャンスを与えた。

 

私の実家は、父が亡くなっていて、母と私の兄家族が同居している。

去年の年末年始、兄家族がお嫁さんの実家に泊まりにいったため、母が一人になってしまったのだ。

母が一人だとさみしいだろうということで、私だけ自分の実家で年末年始を過ごすことになった。

 

お義父さんお義母さんには、パパから話をしてもらった。

話すときにポイントとして入れてもらったのは「その方が俺も楽だし。」

これがポイント。

あくまでも旦那の意思、希望でそうすることにした、と。

これは効き目があったようで、すんなり私1人で自分の実家へ!

お気楽お気楽~。

 

そしてそして。今年。

今年は兄家族もいて、別に母1人だけではないが、自然に私1人で自分の実家に行く流れに!

旦那に「今年はどうする?」と聞かれ、「去年と同じで。あ、初日だけ顔だして挨拶するわ。」と答えたら、なんの抵抗もなく私の1人行動が決まった。

毎年恒例になりそう♪

 

おそらく、1回嫁だけが来ないことを経験したら、お義父さんお義母さん、パパも子供達も楽だったのだと思う。

息子と孫さえ来てくれればいいのだから。

パパも私の表情を読み取って動かなくてもいいし、子供達も私の目を気にすることなくのびのびできる。

食事だって、布団の準備だって、孫への接し方だって、気のつかい方だって、きっと私がいない方がお義父さんお義母さんだって楽なはず。

お互いウィンウィンだったのだろう。

 

もしも、奥さんが旦那の実家に帰るのをほんの少しでも憂鬱に感じてるのなら、思い切って別々に年末年始を過ごしてみるのも、おすすめですよ。

できれば旦那さんから提案してくれるといいな。

奥さんからは言ってはいけないタブー的な要素ありますから。

自宅に戻ってから、仲良くお互いの年末年始エピソードを話せますよ~。