おばちゃんの記録。おばレコ。

主人と私と息子2人の生活記録。

「今が一番いい時ね」は、「今が一番貴重な時ね」だ。

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これ、すっごいわかる。

乳幼児の子育てをしていると、必ず言われる。

私もよく言われたし、いま人の子供を見るとそう言ってしまいがち。

なんたってかわいい時期だもん。

 

だけど、それは乳幼児を育てている真っ最中のパパさんママさんには、「いま、めっちゃ大変なんですけど~」ってなると思う。

 

もちろん、余裕をもって子育てできてる人はかわいい時期を満喫できてるんだろうけど、たいていの人は毎日がいっぱいいっぱいなんじゃないかな。

 

現在高校生になる長男は、いわゆる夜泣きっ子だった。

 

いま思い出しても地獄だった。

よく、「うちの子、夜泣きなんですー」っていう人いるけど、それは本当に夜泣きなのか。って思う。

おなかすいた、とかオムツが気持ち悪いとか、そういう理由で2、3時間おきに泣いてるだけじゃないの?って。

それは私たち夫婦からしたら夜泣きとはいわない。

夜泣きとは理由なき、泣き。

何をしてもどうしようもない。

泣き始まったら1時間は泣く。

やっと寝たと思ったら、1時間後に起きてまた1時間泣く。

むしろ、何か原因があってくれ、と思うことすらあった。

 

昼間もっと遊ばせるといい。とか

昼寝は少しだけ。とか

電気をつけるといい。とか

寝る前は牛乳を飲む。とか

たまねぎのにおいを嗅ぐといい。とか

色々ある夜泣き対策はすべてやった。

お祓いもやった。

病院にも通った。

睡眠しやすくなるように風邪薬も処方されたこともあった。

夜泣きの域をこえ、夜驚症では?というレベルだった。

何をしてもダメだった。

 

それでも私は恵まれていて、1時間ちょっとかければ実家にも帰れたので、パパが仕事がきつい月末は実家に泊まらせてもらうことができた。

 

夜泣きは3歳まで続いた。

 

私は眠れないので、日中ふらふらだったけどなぜか子供は元気だった。

あんなに夜泣いてるのに、昼は元気。

 

そんな大変なときでも、おでかけすれば、おばちゃんに「今が一番いい時よ~」と言われる。

 

「そうですね~、ほんと。」と答えていたし、頭では理解していたけど、内心

は早くこの時期が過ぎて、とにかくゆっくり眠りたいと思っていた。

 

本当にふらふらの毎日で、悲しいことにほとんど大変だったという記憶しかない。

いっぱい一緒に遊んだはずなのに。

当時の写真をみれば、ああ、こんな感じだったなぁと思い出すことができる感じ。

写真やビデオがないと思い出せないことに、泣きそうになる時が今でもある。

 

ビデオや写真を残しておいてよかった。

 

本当にかわいい時期。本当に貴重な時期。

 

でも、戻りたいかといえば私は戻りたくない。

パパもそういってたな。きつかった。

 

長男はもう高校生だけど、あの大変な時期があっての今が、私には一番いい。

もちろんこの先、もっといい時期がくるかもしれないけど。

 

「今が一番いい時」というのは、今思えば「今が一番貴重な時、かえがえのない時」っていう意味だったんなぁ。

 

そう思える時になったのか・・・年とったな、私。